沙羅双樹の花

2018年06月05日

それは本堂の前に、大きすぎることもなく、威張ってるようでもなく、控えめなお花をつけて、たたずんでいた。
「これ、何の花か知ってますか?」 知らない、でも初めて知りたいと思った。

沙羅双樹の花


有名な、平家物語に出てくる 沙羅双樹の花だった。

祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらは(わ)す。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。



ブツダが涅槃に向かったとき、「2本のサラの木」の間に横たわっていたそうな。
インド菩提樹と並んで仏教では聖木と言われている。


帰りに一枝頂いた、一晩お水につけて置いたら翌日大きな花が開いた。
でも夕方には花は落ちていた、儚い花なのだ。


沙羅双樹の花



沙羅双樹の花




池のほとりにあった菩提樹。



沙羅双樹の花


沙羅双樹の花



裏庭にはくちなしの花が、いい匂いだった。


沙羅双樹の花



沙羅双樹の花



たったこれだけのことさえも、自分が何も知らないことが、恥ずかしかった。

孫の沙羅にも教えてあげなくては。





Posted by おばあちゃん at 20:00│Comments(0)
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